労働衛生(有害)8

有害物質を発散する作業場における環境改善に関する考え方として、誤っているものは次のうちどれか。

(1) 最も根本的な対策は、有害性の少ない原材料の代替使用である。

(2) 作業行動の改善により二次発じん等の防止を考慮する。

(3) 有害物を取り扱う設備を構造上又は作業上の理由で完全に密閉できない場合は、装置内の圧力を外気よりわずかに低くする。

(4) 局所排気装置を設置する場合、ダクトが細すぎると搬送速度が不足し、太すぎると圧力損失が増大することを考慮して、ダクト径を設計する。

(5) 自動車など表面積の大きなものの塗装業務では、プッシュプル型換気装置の設置を検討する。

正解は4

ダクトが太すぎると搬送速度が低下し、ダクト内に粉じんが溜まり、細すぎると圧力損失が増大する。
設問の「太い」と「細い」が逆になります。